離婚準備についての知識は大きく2つあります。1つ目は「離婚するか決断するための知識」です。2つ目は「離婚すると決断したら知っておくべき知識」です。
離婚を・・・
- 決断するための知識
- 決断した後に知るべき知識
それぞれの知識を区別するのは難しいですが、例えば「離婚したら姓はどうなるか?」という知識はおそらくあなたの「離婚するべきか?」という決断に大きな影響を与えないでしょう。
ですから離婚後の姓に関する情報は「離婚するか決断するための知識」ではなく、「離婚すると決断したら知っておくべき知識」に分類するのが適切だといえるでしょう。
以上のような観点から、本記事では「離婚するか決断するための知識」に焦点を絞って解説していきたいと思います。具体的には「離婚後の生活設計」や「決断に迷っている場合の相談方法」について解説します。
- 決断するための知識
決断した後に知るべき知識
離婚準備の必須知識
離婚について検討しているほとんどの人が離婚問題とは「法律の問題」であると無意識に思い込んでいます。しかしいざ離婚について検討をはじめると、離婚問題といわれるものの正体が「お金の問題」のようでもあり、「人間関係の問題」のようでもあり、「将来の問題」のようでもあることに気づいて圧倒されてしまうのです。
そして「離婚したい」という気持ちが強いマジメな人ほど、インターネットや書籍で情報を収集するのですが、困ったことに頑張って情報を収集すればするほど、頭が混乱しどうすればいいのかわからなくなってしまうのです。
実はそのような状況を生まないためのコツがあるのですが、そのような情報は「離婚本」を購入しても手に入れることはできません。なぜならば「離婚本」で解説されている知識は「離婚すると決断したら知っておくべき知識」が中心であり、「離婚するか決断するための知識」についてはほとんど解説されていないからです。
これまでわたしはいわゆる「離婚本」の類を何十冊も読んできましたので、ほとんどの離婚本が「夫婦の問題なのでじっくり話し合いましょう」とか、「将来について焦らずじっくり考えてみましょう。」などという当たり障りのないアドバイスしかしてくれないことを知っています。
「離婚するべきか?」と悩んで頭の中がグチャグチャになっているにどのようなアドバイスをしたらいいのだろうか???・・・・・と悩んだ結果、わたしは「誰も説明してくれないのだから自分が解説するしかない」という結論にたどり着き、これまで離婚準備中の方と出会ってきた経験をベースにしてレポートを執筆することにしました。
もしあなたが「これからの人生どうしよう?」と悩んでいるのであれば、以下の記事をチェックしてください。もちろんレポートは無料で手に入れることが可能です。

離婚決断までの流れ
離婚することを決断するためには「離婚後に幸せになれる」という自信がなければいけません。しかし「離婚すれば幸せになれるのか?」と問いに答えるのは簡単ではありません。
そこで以下の記事では、「離婚すれば幸せになれるのか?」という問いに答えるための手順について解説しています。興味があれば参考にしてください。

1.幸せを定義する
「自分にとっての幸せがどのようなものであるか考えてみましょう!」とアドバイスされても、「何から考えたらいいのかわからない」と混乱する人も多いはずです。
そこで以下の記事では、あなたが離婚後の生活をイメージする上で参考になりそうな情報をまとめていますので、興味があれば参考にしてください。

2.コストを見積もる
離婚後の生活にかかるコストを見積もる上で参考になりそうな情報を解説します。
離婚後の生活設計
離婚するかしないかに大きな影響を与えるのが「経済的な問題」です。「離婚はお金の問題じゃないんです!!」と思いたい気持ちもわかりますが、専業主婦の場合は収入のあてがなくなる現実からは逃れることはできません。
すでに仕事がある場合でも子どもを一人で育てる場合には働き方を見直す必要に迫られるかもしれませんし、元配偶者に子どもを育ててもらう場合には養育費を負担しなければいけませんので、いずれにせよ離婚後の生活設計から目を背けるわけにはいきません。
離婚後の生活をイメージする上で必要な情報は、以下の記事にまとめましたので、興味があれば参考にしてください。

将来の年金はどうなる?
将来の年金はどうなるのでしょうか?
国民年金については原則、結婚や離婚に関わらず支払うものなので、夫婦でどのように分割するか検討する必要はありません。
離婚時にトラブルになることが多いのは、「厚生年金の分割をどうするか?」という問題です。もちろん結婚する前と離婚してからの厚生年金については分割の対象外になりますので、「婚姻期間中の、厚生年金の分割をどうするか?」ということが問題になります。
結論からいうと婚姻期間中の年金は『厚生年金の合意分割制度』と『厚生年金の3号分割制度』というルールにより、それぞれ分割の仕方が決まっています。
まず『婚姻~2008年3月』の年金については、『厚生年金の合意分割制度』というルールが適用されます。具体的には「話し合い」によって分割割合を決定する必要があり、分割割合の最大は「夫婦の厚生年金保険料納付実績の(もちろん婚姻期間中のみ)最大2分の1」と定められています。
次に『2008年4月~離婚」の年金については『厚生年金の3号分割制度』というルールが適用されます。具体的には妻に「第3号被保険者期間」があればその期間の厚生年金については「自動的にその2分の1が妻のもの」になります。ただし『2008年4月~離婚」の期間中に、妻が厚生年金に加入している場合には、その期間については「話し合い」によって分割割合を決定することになっています。
文章だけではわかりずらいという方や、企業年金はどうなるの?という疑問のある方は、以下の記事で詳しく説明していますので参考にしてください。

どんな公的支援がある?
結婚しているときは一方が働いて生活を支えることができますが、離婚してしまうと、それぞれが自分の生活を自分で支えなければいけません。
幼い子供を抱えて離婚する場合には「仕事はどうするの?」、「子どもをどこに預けるの?」ということが問題になりますし、子どもが成長して手間がかからなくなれば「ステップアップしたい」という気持ちも芽生えるかもしれません。
そこで以下の記事では、離婚後の生活設計を考える上で役立つ公的支援についてまとめていますので、興味があれば参考にしてください。
仕事探し

子育て支援

キャリアアップ

3.決断する
以下の記事では、離婚を決断する上で参考になりそうな情報をまとめていますので参考にしてください。
