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離婚準備の必須知識

あなたが今手にしているのは、離婚問題に直面して「これからの人生どうしよう?」と悩んだ方々へのコーチングプログラムの一部です。

今までこれらの情報は、わたしのコーチングプログラムを受講した、限られた受講生にしか公開していませんでした。

限られた受講者の方々は、「自分たちの人生を方向転換」するために10万円以上ものお金をわたしに投資しました。

実際、あなたがこれから手に入れるコンセプトを理解した人たちは、本人が期待していた以上の目覚ましい変化を遂げています。

「離婚準備」において非常に重要なアイディアが書かれていますので、是非とも最後までお付き合いください。

目覚ましい変化とは?

はじめまして。坂本輝(さかもと あきら)といいます。わたしは一時期、限られた方向けのコーチングプログラムに没頭していました。

限られた人たちとは『離婚』などの大きな問題に直面し、「これからの人生どうしよう?」と悩んではいるものの、「どうすればいいのか?」と立ち往生し、次の一歩をどう踏み出せばいいのか混乱している人たちのことです。

その人たちの頭の中は、いろんなことがグチャグチャになっています。頭の中を可視化すると、以下のようになっています。

【混乱した頭の中】

頭の中が一度グチャグチャになると、整理するのは至難の業です。なぜならばグチャグチャになった頭を整理するために、多くの人はさらに情報を収集するのですが、その結果としてさらなる混乱に巻き込まれてしまうからです。

わたしは、グチャグチャになっている頭の中を整理し、その人にとって重要な問題にだけ集中させるお手伝いをしています。要するにわたしは頭の中の『清掃員』や『交通整理員』なのです。

とはいえわたしがやりたいことは、「短期的にごまかす」という類の問題解決ではありません。短期的な問題解決を繰り返してばかりでは、「一時期はいいけれど、そのあとはどうなるかわからない」という人生になってしまうからです。

わたしはそのような人生を「一発逆転ホームラン型」と名付けています。イメージを図にすると以下のようになります。

【一発逆転ホームラン型】

一発逆転ホームラン型の人生では、「●●すれば幸せになれる」という方法論が推奨されます。

●●に入る単語は、例えば「勉強」、「就職」、「結婚」、「お金持ちになる」、「離婚」、「転職」、「脱サラ」、「痩せる」、「整形」、「有名」、「人脈をつくる」・・・・などが当てはまります。

しかし「●●すれば幸せになれる」というようないわば「魔法の薬」を探し続けることは、自ら薬物中毒になるようなものです。なぜならば先ほど列挙した「●●」に当てはまるものはすべて、あなたの短期的な幸せしか保証してくれないからです。

ですからわたしが推奨するのは、「一発逆転ホームラン型」ではなく、「ヒット量産型」の人生です。イメージを図にすると以下のようになります。

【ヒット量産型】

「ヒット量産型」の人生は、ある瞬間にスポットライトを浴びて『時の人』になるような生き方ではありません。一発逆転型と比較すれば「地味」な生き方ですし、問題に直面した時に、一発であなたをハッピーにしてくれるような「魔法の薬」に頼ることもできません。

しかし「ヒット量産型」の人生にもメリットはあります。

1つ目のメリットは、「混乱からの解放」です。毎日やるべきことや目指すべき方向性が明確になるので、朝起きて今日何をするべきか悩むことがなくなりますし、他人からの「●●すれば幸せになれる」という魅力のある「怪しい」が「拒否し難い」提案に対しても、冷静に対処することができます。

2つ目のメリットは、「不安やストレスからの解放」です。意外なことかもしれませんが、短期的に成功すると不安や恐怖が生まれます。「勉強しても志望校に合格しないかも」とか「お金持ちになったが収入が落ちるのが怖い」とか「離婚したら不幸になるかも・・・」などと不安になるのですが、「ヒット量産型」はそのような強い不安や恐怖を克服することができます。

3つ目のメリットは「危機に強くなる」です。「ヒット量産型」は着実に「成果」積み上げているので危機に強いです。例えば2020年のコロナ騒動の時でも「蓄え」がある人ほど、「明日からどうやって暮らしていけばいいのかわからない」と不安になり右往左往することもありませんでした。

4つ目のメリットは「一発逆転を狙える」です。ピンチはチャンスという言葉がありますが、ほとんどはピンチの時にチャンスを狙うことができません。なぜならばピンチの時には精神的にも経済的にも余裕がないので、チャンスがきてもバッターボックスに立つことすらできないからです。チャンスの時にバッターボックスに入ってフルスイングできるのは、長期的に人生を改善し続けようとする「ヒット量産型」タイプの人たちなのです。

坂本輝って誰?

「坂本輝(あきら)」って誰?と思っている人もいるはずですので、わたしの経歴を簡単に説明しておきましょう。

今では「ヒット量産型の人生」を目指す人を支援してはいるのですが、実はわたしも「一発逆転型ホームラン型」の人生を歩んできた過去があります。

わたしはガムシャラに勉強し某有名大学に入れば幸せな未来が保証されると信じていましたが、いざ大学に入学してその期待を裏切られました。

そして今度は就職活動を頑張って外資系の経営コンサルタント会社に入社するのですが、そこで待っていたのは文字通り「過労死が危ぶまれるほど働く毎日」でした。

そこからはいつも同じようなことを繰り返しました。脱サラすれば、痩せれば、結婚すれば、お金を稼げば、人脈を増やせば、、、、、、、、幸せになれる、、、、、と信じては裏切られるということを繰り返しました。

わたしは自分でいうのも恥ずかしいのですが、「マジメ」だけが取り柄のような人間でしたので、壁にぶち当たるたびに全力でその壁を乗り越えようとして、実際に乗り越えてきました。

しかしわたしは頑張れば頑張るほど『幸せ』よりも『不安』を強く感じるようになりました。幸せを感じるのは壁を乗り越えたその瞬間だけであり、壁を乗り越えると平坦で退屈な日常が待っていて、幸せを感じるためにはまた次の壁を探さなければならない・・・という一連のサイクルに本当に疲れ切っていました。

そこでわたしはまずはわたし自身をコーチングすることにしました。いわゆるセルフコーチングというわけです。セルフコーチングの期間は10年ほどになりました。

たくさんのことを勉強しては実践するを繰り返し、現在ではお金の悩みも人間関係の悩みも将来の悩みもゼロに等しいという生活を手に入れました。

朝早起きしてシャワーを浴び、コーヒーを飲み、仕事をして、読みたい本や映画を鑑賞し、気心のしれた友人と語り合い、適度に運動をして、美味しい酒とご飯を食べて、明日を楽しみにしてベットに入る。。。という「今」を楽しむ生活をベースにしています。

わたしの生活は一見すると悠々自適なようですがそうではありません。毎日楽をしているわけではないのです。自分が手に入れたいもののために頑張っているからこそ、強いストレスに悩まされて死にたくなるということがないだけの話であって、他人からすれば「なぜ?そんなに頑張れるのかわからない」という生活を送っています。

しかし頑張ることは、わたしにとってはツラいことではありません。ゲーマーがゲームに熱中するのと同様に、わたしにも熱中するものがあるのです。それだけのことなのです。

とはいえそのような生活を親の巨額の遺産を相続するなどしてたまたま手に入れたというわけではなく、「そうしたい」と思って行動し続けたからこそようやく手に入れられたのです。運や偶然に頼ったわけではないのです。

わたしのコーチングは、わたしが自分で自分をコーチングするために勉強してきたことや、日々実践してきたことを共有するものです。

結論からいうと、わたしはどのようにしてヒット量産型の人生を構築すればいいのか?どのようにして自分で自分を躾ければいいのか?ということを知っていますし、実際にわたし自身、十数年間、自分でそれを実践してきました。そしてここ最近は、わたしの方法をどのように使うかをコーチングしてきました。

なぜ秘密を公開するのか?

きっとあなたも「結婚したのに幸せじゃない」という状態にあり、その状態から抜け出すために「離婚」を検討しているのだと思います。もちろん離婚すれば今あなたが抱えている不安からは逃れることができるでしょう。

しかし離婚したからといってあなたがすべての問題から解放されるわけではありません。離婚問題から解放されたあなたはきっと「お金に困りたくない」とか「孤独な老後は避けたい」とか「子育て」とか「どこに住むか?」とか「両親の介護」などの「別の問題」に頭を悩ませてそのたびにメンタルを激しくすり減らすでしょう。

ですからわたしの方法論やアイディアは、このレポートを読んでいるあなたにも役に立つと確信していますし、実際にわたしは『RICH STRATEGY』(リッチ ストラテジー:豊かに生きる戦略を構築するという意味)というプログラムで、受講生の抱えている大きな悩みを消滅させるという目的を達成しました。

RICH STRATEGY

自分の人生に本気で改善させたいが、世の中にあふれる情報に圧倒されて頭を抱えている人に対し、無駄な努力や回り道をすることなく、「ヒット量産型」の人生を再構築するためのオンラインコーチングプログラム。

わたしはRICH STRATEGYでその目的を達成しました。しかしわたしの人生はコーチングのためだけにあるわけではありません。

「いつか読みたい一覧」にリストアップされた本や映画だけでも山ほどあります。おそらくわたしに残された人生のすべての時間を使っても、残念なことにすべてを読んだり観たりすることはできないでしょう。

そのことを意識してからはコーチングに費やす時間を劇的に減らしましたので、わたしのコーチングを受けれる機会が現在ではほとんどありません。

ですからわたしは多くの人が、この情報を活用できるようにと、このようなレポートを執筆することにしたのです。

もちろんわたしが伝えたいことのすべてを本レポートで伝えることはできませんし、すべてを公開したとしても気軽な気持ちでは消化できないほどの情報量があります。

どれくらいの情報量があるかというと、文字数では最低でも200万文字以上あり、わたしは過去に約1年間、プライベートの時間を削って執筆を続けました。

ですから本レポートで公開する情報は、RICH STRATEGYの「核」になる部分だけに絞りたいと思いますが、離婚準備中のあなたにとってもこれから伝えることは大きなヒントになると確信しています。是非とも最後までお付き合いください。

なぜ頭が混乱するのか?

なぜ?頭の中が混乱するのでしょうか?

ズバリ答えは「すべてのことが重要に見えるから」です。離婚問題の範囲は広いです。離婚問題は『お金』の問題のようでもあり、『人間関係』の問題のようでもあり、『将来』の問題のようでもあります。

いろいろな問題のすべてを重要だと考えても、当然あなたが処理できる情報量は限られています。つまり「インプットする情報量>>>>>>>>>>処理できる情報量」という図式のなかであなたはもがいているのです。

「混乱する理由」⇒「すべてのことが重要に見える」ということは明らかですが、あなたはどうするべきでしょうか?

ほとんどの人は「処理できる情報が少ないのであれば、処理できる情報量を増やせばいい」という結論にたどり着き、「夜遅くまでスマホで情報収集する」とか「速読をマスターする」というような手段を採用します。

しかし残念ながら世の中で生産される情報量は多すぎるのです。頑張る時間を増やしたり、処理できる情報量を増やしても、とてもじゃないですがすべてを理解することなどできないのです。

ですからあなたがやるべき方向性は明らかです。ずばり「すべてのことが重要に見える」という癖を改善するべきなのです。

では「すべてのことが重要に見える」原因はなんでしょうか?ズバリ答えは「ゴールの欠如」です。ゴールはコーチング用語で「あなたが目指すべき状態」のことです。

ゴールがあれば「すべてのことが重要に見える」ということはなくなります。「受験日当日まで1カ月をきった受験生が恋愛よりも勉強を優先させる」、「出世欲の強いサラリーマンが恋愛よりも仕事を優先させる」、「子どものいる親が自分よりも子どもを優先させる」・・・・といった具合に、ゴールは「重要なこと」と「重要でないこと」を判別するモノサシになるのです。

これまでの話を整理すると、以下のようになります。

【症状・原因・問題】

【症状】:頭の中がグチャグチャ。どうしたらいいかわからない。

【原因】:すべてのことが重要に見える

【問題】:ゴールの欠如

ゴールを設定すべし

「頭の中がグチャグチャ。どうしたらいいかわからない。」という症状を治したければ、ゴールを設定すればいいのです。

ゴールを設定すればその瞬間に、あなたにとって『重要なこと』と『重要でないこと』の区別がつくので、重要でないことのために時間を無駄にする・・・ということを回避できるのです。

もっとわかりやすく表現するならば、ゴールを設定することができれば、「他人は他人。自分は自分。」というドッシリしたブレない生き方ができるようになります。

ここで重要なポイントは、ゴールとは「あなたの理想」であって「他人の理想」ではないということです。ここは誤解しやすいところなのでもう少し詳しく説明したいと思います。

例えば日本には「浮気は悪」という空気があります。「浮気は悪いことではない」と主張すれば、その瞬間に「お前は不倫された人にも同じことがいえるのか?」と強く非難されてしまうでしょう。

しかし世界を見わたせば「浮気は悪」というのはアメリカに強く影響を受けた考え方であって、異なる考え方をする国もあります。例えばフランスでは文字通り「浮気は文化」です。フランスの元大統領ミッテランは、50人以上の不倫相手がいたといわれています。

大統領在任中に愛人と隠し子の存在をかぎつけた新聞記者から真偽を尋ねられ、「エ・アロール(etalors)=それがどうしたの?」とたった一言つぶやき、相手を沈黙させたエピソードはあまりにも有名です。

日本人的な感覚であれば、そのような不埒な大統領は非難されるべきだと考えるでしょうが、フランス人のほとんどはそのようには考えませんでした。

むしろミッテランの没後、ミッテランが遺言で葬儀の際の愛人たちの席順を慎重に決めていたことが報じられ、「さすがミッテラン」と人気が急上昇したほどです。

「一人の女も幸せにできない男よりは、複数の女性を幸せにできる力のある男のほうがマシ」と考えるのがフランス人的な発想なのです。

その一方で日本人に「なぜ浮気はダメなの?」と質問すれば、「法律で禁止されている」とか「配偶者や子どもが悲しむだろ?」などという回答が返ってきますが、ここに日本人ならではの思考の癖が隠れているのです。

具体的には「法律で禁止されている」という意見には、暗に「他のみんなもそう思っているはず」という前提がありますし、「配偶者や子どもが悲しむだろ?」という意見もその人の意見ではありません。

つまりなにがいいたいのかというと、日本人は「他人の意見(価値観)」を「自分の意見(価値観)」だと錯覚しやすい国民性の持ち主だということです。

しかし・・・・「他人の価値観」を「自分の価値観」と錯覚するといつまでも幸せになれないので注意する必要があります。あなたに質問したいと思います。「他人の価値観」を「自分の価値観」と錯覚していませんか?

「他人の価値観」を

「自分の価値観」であると

錯覚していませんか?

他人の価値観で生きるとは?

わたし自身、他人の価値観に沿って生きてきた人間でした。偏差値は高ければ高いほどいいと信じていたし、有名な企業に入ったほうがいいと信じていたし、お金はあればあるほどいいと信じていましたし、美人な女性と結婚するほうがいいと信じていました。

だから才能がないのに無理ばかりをしていました。それほど頭が良いわけでもないのに偏差値の高い学校に入学するために死ぬほど勉強したし、何に使うかもわからないたくさんのお金を稼ぐために死ぬほど働きましたし、イケメンでもないのにモテるためにあらゆる努力をしました。

なぜ?必死に頑張らなければならなかったかというと、「他人の価値観」に沿う人生で幸せになるためには「競争に勝つ」必要があるからです。他人に勝つためには凡人ほど努力をしなければいけないのです。

わたしと似たようなことをいう人は離婚準備中の男女にも多いですし、その証拠にこんな発言をよくききます。「子どもがいなければすぐにでも離婚したいのですが・・・

この発言は裏を返せば「子どもがいない段階では、(本当は)結婚する必要はなかった」ということを暗に意味していますし、実際に「そろそろ結婚しないと婚期を逃す」という理由で結婚に踏み切っている人は(本人が自覚しているかどうかは別にしても)多いのです。

そして結婚相手を選ぶときも「相手のスペック」が重視されます。具体的には年齢、職業、肩書、年収、出身大学、資産、勤め先、世間体(両親や友人からの評判)などを気にする人が多いです。

あなたはかつてのわたしのように他人の価値観に沿って生きてはいないでしょうか?

他人の価値観に沿った生き方をすれば「成功者」にはなれます。成功者になれば、競争に勝ったあなたをチヤホヤしてくれる人もいるでしょう。

しかし成功者になることと、あなたの心が満たされること(≒幸福になること)はまったく次元の異なる話なのでくれぐれも注意する必要があります。

繰り返しになりますが「成功」と「幸福」は次元の異なる概念なのです。それにも関わらず、(本当に馬鹿げた話なのですが)、幸せになりたいと願っていながらも、成功するために貴重な生命時間を投下しているという人は(本当に)多いのです。

なぜ?やるべきことを探すのに時間を費やすのでしょうか?すでにやりたいことをやるだけの余裕すらないというのに。。。。。

あなたに質問したいと思います。今よりもっと頑張ることが解決策になるのでしょうか?

もっと頑張ることが

解決策になるのですか?

あなたのゴールは?

「自分の人生これからどうなるのだろう?」とか、「自分の人生どうにかしたい」と思っている人の多くは、「他人の価値観」(成功)を「自分の価値観」(幸福)であるかのように錯覚しているという話をしました。

そして死ぬほど頑張れば『成功』できるかもしれないけれど、成功したところで『幸福』になれる保証は全くない・・・・という残酷な事実についてもお伝えしました。

あなたは『他人の価値観』に沿って生きるでしょうか?それとも『自分の価値観』に忠実でありたいでしょうか?

すでに少し触れましたがわたしはかつて経営コンサルタント会社の戦略コンサルタントとして働いていましたので、疑うことなく自分は人生を「戦略的」かつ「自分の価値観」に忠実に生きていると勘違いしていました。

もちろん一般的なサラリーマンよりも金銭面では成功していたし、やりがいのある仕事をたくさん任されていましたが、現実には「他人と同じことを少しだけうまくやっていただけ」だったのです。

その証拠にわたしは「死ぬほど」働いていました。わたしが本当に生産性が高い人材であれば、死ぬほど働く必要なんてなかったでしょう。

自分の人生に対する根本的な問題に気づいた時、それまでの人生の長い霧から遂に抜け出したことを理解しました。そしてわたしの仕事だけでなく、プライベートもほかのすべてに同じ考え方を応用できることを理解しました。わたしは「他の人にもこの考え方を共有しなければ」と思いました。

このことを最初に共有したのは、わたしがメルマガをはじめて1カ月が経過したころでした。熱心にわたしのメルマガを読んでくれていた30名ほどの読者にわたしのアイディアをまとめたレポートを届けました。

専業主婦、トラックの運転手、自営業、高校教師の方などいろんな方がいましたが、みんな「離婚するにしても離婚しないにしても将来漠然とした不安がある。だから頑張る意欲はあるが、何をすればいいのかわからない。」と悩んでいました。

レポートを読んでくれたメルマガ読者からは「わたしも長期的に心豊かな人生を目指したいです。これこそわたしが求めていた情報でした。」と丁寧な感謝のメールをいただきました。

嘘みたいな本当の話

手ごたえを感じたわたしは、オンラインコーチングをスタートさせましたが、10人ほど集まった受講生への影響は驚異的なものでした。

受講生の最初の変化は「お金の悩みが消えた」という驚くべきものでした。

受講生のなかには過去に多重債務者になった末に任意整理(借金の減額)をし、それから頑張って借金を返済し続けているという方もいましたが、「お金のことで悩むのが心の底から馬鹿らしくなり、一気に気持ちが楽になった。」そうです。

また高校教師の方からは、わたしのオンラインコーチングを受講した結果、「はじめてお金のことを本当に理解できました。取引のあるゆうちょ銀行の職員もお金に無知だったので、坂本さんのオンラインコーチングを受講させてあげたいぐらいです。」と驚いていました。

受講生に起きた次の変化は、「人間関係の悩みが消えた」というこれまた驚くべきものでした。

受講生のなかには、旦那からのモラハラや仕事先での人間関係に悩んでいる人もいたのですが、「考え方を少し変えるだけで、人間関係に対してこれほどまでに劇的な認識の変化が起こるなんて想像すらしていませんでした。」と喜んでくれました。

ある受講生は「離婚することに迷いがなくなった」と教えてくれましたし、別の受講生は「旦那に対するストレスがほとんどなくなったので離婚準備をやめます。」と宣言してくれました。

受講生に起きた次の変化は、「将来に対する漠然とした悩みが消えた」というこれまた驚くべきものでした。

受講生の全員は漠然とした不安の元凶は「他人からの情報にある」ということに気づいてしまったのです。具体的には「老後資金として2,000万円がないとヤバイ」という情報をキャッチして不安になったり、コロナの影響でトイレットペーパーが消えるのではないか?という情報に不安になったり…という具合です。

なぜ?将来に対する不安が消えたのかというと、「他人の価値観」ではなく「自分の価値観」に沿って生きるコツを理解し、自分の生活に取り入れることができたからです。もちろん最大のコツはすでに説明したとおり「ゴール」(自分にとっての理想)を設定することにあります。

ゴールを設定すると、自分にとって重要なことと重要ではないことが明らかになります。その結果、ゴチャゴチャの頭がすっきりし、「他人は他人。自分は自分。毎日やるべきことをやるだけ」という境地にたどりつけるというわけです。

さて、、、、このレポートをここまで読んでくれた方は、「お金」、「人間関係」、「将来」の悩みを消すための情報を早く教えてくれと思っているはずですが、それらのことをゼロから詳しく説明することは、すでにお伝えしたとおり「情報量が多すぎる」という理由から現実的ではありません。

どうするべきか?????賢人の知恵を拝借することにしましょう。

お手本

ビジネス領域において世界でもっとも有名な日本人の1人に「大前研一」という経営コンサルタントがいます。大前研一先生は、日本ではじめて「オンライン大学」をつくった方としても有名です。

大前研一先生が、昔わたしにこんなことを教えてくれました。「日本人は、ああしろこうしろと細かく指導しても理解するのが遅い。しかし手本を見せてああいう風にやればいいんだよ。と教えると理解が早い。

ですから本レポートでは、ヒット量産型のスタイルを貫いた男性を紹介したいと思います。

小野次郎

男の名前は小野次郎といいます。小野の生家は生活のやりくりに苦労していたため、経済的な事情から小学生の頃から夕方になると料亭に働きに出ていました。(日本で子どもの労働を禁止する法律が導入される前のこと。)

学校に行っている日中は、長時間体力を使う仕事の疲れで授業中に居眠りをすることがよくあり、学校の先生は罰として小野少年を教室の外に立たせるのですが、小野少年はその時間を利用して、やらなければならない仕事を片付けるため、料亭に駆け戻っていたそうです。

大人になった小野は寿司屋を開くのですが、その理由は「寿司屋を開くのが他の食べ物屋に比べて一番安いから」でした。当時、寿司は道端の屋台で売られていた食べ物だったのです。

当時の小野にとっては、寿司屋はなんとか生活を成り立たせていける仕事だったのであり、それ以上でも、それ以下でもなかったのです。

しかし小野は黙々と自分の仕事に小さな改善を加えていきました。例えば、お店の少々変わったカウンターの空間に、ぴったりおさまる特別な入れ物を設計して、すべてがキレイに収まるようにしました。

また寿司の下ごしらえに使う道具をいくつも改良したし、それらの多くはやがて知らぬまで他の店で普通に使われるようになって、これも小野の発明だったのか!と驚かれたりしています。

もちろん寿司ネタにも小野の発明はたくさんあります。例えばイクラの旬は秋であり、その時期を外して提供すべきではないというのが、かつての常識でした。しかし小野は一年を通して新鮮な状態でイクラを提供するための特別な手法を開発しました。

また小野は特別な風味をつけるために、カツオを稲藁で燻(いぶ)して寿司種にするという、新しい手法も開発しました。すべてが小野の発明です。

小野次郎の寿司屋は日本人の美食家の間では有名でしたが、2007年にミシェランガイド東京編が出版されると瞬く間に世界の美食屋の間で有名になりました。

小野次郎のお店の名前は「すきやばし次郎」といいます。安倍総理がオバマ大統領との会食で利用したことでも有名ですし、ジョエル・ロブション(フランス三ツ星レストランのシェフ:東京の恵比寿にも店舗がある。)のようなグルメ界の有名人が出入りする世界的なグルメスポットになっています。

「すきやばし次郎」はあまりにも有名になりすぎて予約がとれなくなり、2020年には「評価対象外」としてミシェランガイドから姿を消しましたが、他人からの評価で小野次郎の名声がゆらぐ・・・・なんてことはないでしょう。

IKIGAI

なぜ?小野次郎は困難な道のりを登っていくことができたのでしょうか?

その答えは小野次郎本人の言葉に隠れています。小野次郎はかつて「寿司を握りながら死にたい」といいました。寿司を握ることは小野次郎に深い「生きがい」の感覚を与えてくれるのです。

「生きがい」の感覚を得ることは楽ではありません。例えばタコを柔らかく、味わい深くするために、小野はその軟体動物を一時間も「マッサージ」しなければなりません。

また寿司の王様とも言われる小さな光り物、コハダの下拵えは鱗、内臓を取り除くのに細心の注意が必要であり、かつ塩と酢で、ちょうど良い下限に酢〆しなければなりません。

あなたには「生きがい」があるでしょうか?

パナソニックの創業者、松下幸之助は「僕の前に道はない、僕の後ろには道ができる。」という名言を残しましたが、現代人は目先の暗闇を照らしてくれる魔法のランプばかりを求めます。

しかしくれぐれも注意してください。魔法のランプには中毒性があるのです。「●●したら幸せになれる」と喧伝する情報をこれからもあなたは目にするでしょうし、それらの情報をインプットすれば短期的には楽になるでしょうが、魔法のランプによる幸福感は長続きしないのです。

魔法のランプはまるでタバコのようなものです。喫煙者はタバコを吸うと頭がスッキリします。しかし1時間後にはまたタバコが吸いたくてイライラするのです。そして多くの人が禁煙してはタバコを吸い、そんな自分に自己嫌悪を抱きながらも、タバコを吸うことをやめられないのです。

生きがいをもちましょう。他人の価値観に生きる「一発逆転ホームラン型」のやり方とはおさらばしましょう。しかし・・・・・・それができないからこそ苦しんでいる人も多いし、このレポートを読んでいる人のほとんどが「そうしたいのも山々なのですが、自分には無理そうです。」と感じてしまう人が多いのもまた事実だと思います。

そして結局は、今感じている苦痛を取り除いてくれそうな魔法のランプを買い求め、そうこうしているうちに本レポートで書いてあることも全部忘れて、ニコチン中毒者のような生活に戻り、再度また別の問題に直面し「どうしたものか・・・」と頭を悩ませるのです。

どうすればニコチン中毒者のような生活から抜け出せるでしょうか?

一つ目の方法は、「より大きな負の刺激を与える」という方法です。例えばニコチン中毒者の場合「肺がんになって肺を摘出することになった」とか「コロナウイルスに罹患し肺炎になり、酸素ボンベをつけて生死をさまよった」という場合には、長年の愛煙家であっても『もうタバコはやめよう』と決意できるかもしれません。

夫婦生活の場合には配偶者の「浮気」、「DV」、「多額の借金」などのツラすぎる出来事が該当しますが、この方法は荒療治です。本当にツライ思いをするし、絶望して長い間立ち直れなくなるかもしれません。

ですからわたしが推奨するのは二つ目の方法です。それは・・・・・

自分からの解放

脳科学者の茂木健一郎氏の著書に「IKIGAI」という本があります。この本は茂木健一郎さんがはじめて英語で出版した本を日本語訳して逆輸入したものです。日本人であるがゆえに気づかなかった「生きがい」の本質を気づかせてくれる貴重な1冊です。

さて、本をめくると<生きがい>の五本柱が次のように紹介されています。

<生きがい>の五本柱

柱1:小さく始めること

柱2:自分からの解放

柱3:調和と持続可能性

柱4:小さな喜び

柱5:<今ここ>にいること

茂木健一郎曰く、「それぞれの柱は<生きがい>が花開くための支えとなり、まさに基礎となる」、「これからは相反するものではく、絶対的なものでもない、また、特別な順番があるわけではないし、序列もない。」と述べています。

しかしわたしはそうは思いません。先ほど紹介した5つの柱のなかで、もっとも重視すべき概念は「柱2:自分からの解放」だと思いますし、これこそがあなたが「一発逆転ホームラン型」の人生から「ヒット量産型」の人生に方向転換するための鍵になると確信しています。

とはいえ・・・・「自分からの解放せよ」といわれてもよくわからないと思いますし、もしかしたら先ほど紹介した茂木健一郎さんの本「IKIGAI」を読んでもよくわからないかもしれないので、この場でわかりやすく解説しておきたいと思います。

「自分からの解放」とは、わかりやすくいってしまえば「ヒット量産型の人生を歩むなんて、、、、自分の生き方を変えるなんて、、、、自分には無理だと思います。」と思ってしまう後ろ向きな自分とオサラバすることです。

どうしたら「そんなことできない」と思ってしまう自分とオサラバすることができるのでしょうか?

その答えは「IKIGAI」の書き出しに隠れています。

「IKIGAI」の書き出し

自分自身のことは、案外わからないものである。「他人」という「鏡」に映してみなければならない。今回、英語で本を書き、出版するという経験を通して、改めてそのことを痛感した。

この本を書くことを通して、日本人にとっての<生きがい>、そして私自身にとっての<生きがい>について、改めて考えさせられたのである。

わたしが伝えたいことは、「自分を解放するためには、まずは自分というものを理解する必要がある」ということです。

あなたは「自分を理解する?なんだか哲学的な話になってきた・・・」と思うかもしれませんが、安心してください。

簡単なエクササイズをすれば、あなたは「自分理解する」ことができます。

『自分を知る』演習・解説

■ 演習(所要時間5分)

「わたしは、●●です。」という文章の●●を埋めて、できるだけたくさんの自己紹介文をつくってみてください。

 

■ 解説

●●にはきっと趣味や、勤め先や、社会的な役割や、出身地などが当てはまるでしょうが、それらはすべて「自分以外のもの」なのではないでしょうか?

つまり「自己紹介」をすれば、自己紹介とは「自分」のことを紹介するものでありながら、「自分以外のもの」を利用しないとうまく自分を説明できないことに気づくはずです。

何がいいたいのかというと、「あなたが『自分』だと思っている存在は、あなた以外のものからつくられている」ということです。一つ例を挙げましょう。

わたしは子どもの頃、サラリーマンの父親が高級車に乗っている人を目撃して、「ああいう車にのっているやつは、悪いことをしているに違いない」と発言しているのをハッキリと耳にしました。

冷静になって考えれば、高級車に乗っている人の全員が悪いことをしているわけがありません。しかしなんとなく「お金持ちになりたければ悪いことをしなければいけない」という父の意見がわたしの無意識にこびりついており、大人になった時に「悪いことをしてお金持ちになるぐらいなら貧乏のままでもいい」といった具合に、お金に振り回されている自分を自分で正当化していることに気づいてしまったのです。

あなたはあなたが想像しているよりも「親」・「周囲の人間」・「住んでいる国や地域」・「出身学校」・「勤め先」・「配偶者」などから影響を受けており、それらとの関りがあなたの限界をも決めてしまっているのです。

もしあなたが「自分にはできない」と思うのであれば、それはあなたが過去に出会ってきたもののすべてがそう思わせているだけなのです。まずは「自分」が何者であるのかを自覚することが、あなたが「一発逆転ホームラン型」の人生から脱却し、「ヒット量産型」の人生を歩み出す第一歩となるのです。

 

「すきやばし次郎」の店主、小野次郎は「寿司は才能よりも修行のほうが大事だ」といいました。修行というと『めちゃめちゃ辛い』というイメージをもつかもしれませんが、そのイメージもあなたが過去に出会ってきたすべてがそう思わせているにすぎないのです。

あなたには2つの選択肢があります。

1つ目の選択肢は、宝くじの当選を祈るような人生(例:離婚したら幸せになれるを歩むことです。2つ目の選択肢は、人生を「修行」と位置づけて毎日生きがいを噛みしめながら生きる人生です。

もちろん寿司屋で修行しろ!とアドバイスしているわけではありません。どのような修行をするかは、あなたのゴール(理想の自分)次第です。あなたが「柱2:自分からの解放」に成功すれば、そのための第一歩を踏み出すことができるはずです。

やっぱり無理そうです?

しかしこのレポートをここまで読んでも「どうすればいいのかわからない」という人のほうが多いと思うので、もう少し話を続けたいと思いますが、その前にこれまでのレポートの内容を整理しておきましょう。

わたしが小野次郎という寿司職人を紹介したのは、ヒット量産型の人生を歩むためには「イメージをもつこと」がとても大事だからです。小野次郎は特別な才能があったわけでもなく、親から遺産を莫大な遺産を相続したわけでもなく、自分の道を歩み結果的には「幸福」と「成功」の両方を手に入れました。

小野次郎が「自分の道」を歩むことができたのは、「他人の道」を「自分の道」であると勘違いしなかったからです。

もちろん他人の道を歩んだ場合でも、死ぬほど頑張れば『成功』は手に入るかもしれませんが、成功できる保証があるわけではなく成功してもむしろ「こんなはずじゃなかった感」が強まるでしょう。

そして成功すればするほどこれまで死ぬほど頑張ってきた自分を否定しずらくなってしまい、変化を恐れるようになってしまうでしょう。そしてなんとか「今のまま」すべての悩みを解決しようとするがあまり、より一層「●●すれば幸せになれる」という魔法の薬を強く求めるようになるでしょう。

わたしはあなたにそうなってほしくはありません。だ・か・ら・あなたがこのレポートを読んだ後の最初の一歩が大事なのです。

その最初の一歩を間違えないために、「自分からの解放」という概念を紹介するだけでなく、理解を深めてもらうための演習についても解説したわけです。

とはいえ(繰り返しになりますが)今この段階で本レポートで説明してきたことを「離婚問題」にどう応用していいかわからない人が多いと思うので、もう少しだけ話を続けます。

アドラー心理学

アドラー心理学をご存知でしょうか?2014年に発売された「嫌われる勇気」というアドラー心理学についての本が、2019年11月には200万部を突破したのでご存知の方も多いかもしれません。

心理学者の三大巨匠といえば、フロイト、ユング、アドラーですが、アドラー心理学はアドラーの編み出したユニークな考え方をベースにしています。

そして実はアドラー心理学は、「これからの人生どうしよう?」と悩んではいるものの、「どうすればいいのか?」と立ち往生し、次の一歩をどう踏み出せばいいのか混乱している人たちにとってはとても役立つことをたくさん教えてくれるのです。

とはいえ、アドラー心理学について語ることが本レポートの目的ではないので、今回はアドラー心理学の「核」となる部分を離婚問題にからめて解説したいと思います。

原因は過去にはない

わたしたちは無意識に悩みの原因は「過去にある」と考える傾向があります。

例えば親や教師がいくら注意をしても宿題をしない子どもがいるとします。マジな親や教師であれば、そのような子どもを目の当たりにすれば、「なぜ?宿題をしないの?」と叱るでしょう。

つまりそのような質問をする親や教師は、子どもが「宿題をしない理由」が「過去にある」ということを前提にしているのです。

しかしアドラー心理学では、問題が過去にあるのではなく「未来にある」というように考えます。実はここがアドラー心理学と他の心理学者(例えばフロイト)との決定的な違いであり、重要なポイントなので詳しく説明しましょう。

仮に何かの問題の原因が「過去にある」としましょう。例えば「引きこもりの息子をどうにかしたい」と悩んでいる親がいたとして、専門家に相談した結果、過去に問題があることを指摘されたとします。具体的には「あなたの育て方に問題がある」などと指摘されたとしましょう。

しかしそのようなことを専門家に指摘されれば、引きこもりの息子をもつ両親は相談する前よりも、さらに深い悩みを抱えることになるでしょう。なぜならば過去に問題があることがわかったところで、タイムマシーンにのって過去をやり直せるわけではないからです。

ではアドラー心理学でいうところの「原因は未来にある」という発想は、宿題をしない子どもや、引きこもりの息子について、どのように考えることにつながるのでしょうか?

アドラー心理学では、宿題をしないことで得られるメリット、引きこもることで得られるメリットに着目します。

まず宿題をしない子どもの場合ですが、宿題をしないことで親や教師に叱られることで、得られるメリットに着目します。

宿題をしないことで得られるメリットとは、例えば親や教師が「かまってくれる」という理由であったり、親や教師から叱られても宿題をやらないつっぱった姿勢が「クラスメイトからの賞賛になる」というようなことが考えられます。

次に引きこもりの息子の場合ですが、引きこもることで得られるメリットに着目します。

引きこもることで得られるメリットとは、例えば「社会復帰をした結果、挫折する痛みを回避できる」というようなメリットが考えられます。

引きこもった経験のない人は単純に「長期的にみても引きこもるメリットよりもデメリットのほうが大きい」と考えてしまう傾向があります。

しかし「引きこもる人は長期的にみても、引きこもることによるデメリットよりもメリットのほうが大きいと感じている」というように考えるのがアドラー心理学独特の発想なのです。

さて、「宿題をしない子ども」と「ひきこもりの息子」の事例を紹介しましたが、これをあなたの「離婚問題」に当てはめると、どのようなことがわかるでしょうか?

「離婚したい」は嘘

もしあなたがアドラー心理学をキチンと学んだ人に、「わたしは離婚したいと悩んでいるのですが・・・」と相談したら、きっと以下のようなことをいわれるでしょう。

あなたは本当は離婚したくないのですよ。」と。

もしあなたがそのようなことをいわれたら、「離婚したいと思って相談しているのに、この人はなにをいっているのだろうか?」と反発する可能性が高いと思います。

もちろん実際にカウンセリング等を受ければ、そこまでストレートに指摘されることはないでしょうが、アドラー心理学の立場からすればそういう意見にならざるを得ないのです。なぜならばアドラー心理学は「離婚したい・・・と悩んでいること自体がメリットになり得る」と考えるからです。

冷静になって考えてみましょう。

まず「離婚したい」と悩んでいるうちは、「離婚する未来」と「離婚しない未来」の両方を選択できる権利を保有し続けることができます。

また「離婚したい」と悩んでいるうちは、実際に離婚した結果、受け入れなければいけないあらゆる痛みを丸ごと回避することができます。

離婚すれば離婚したらで別の問題があなたを襲います。孤独を感じるかもしれないし、経済的に苦しむかもしれないし、漠然とした老後の不安を感じるかもしれないし、子どもを一人で育てるツラさもあるかもしれませんが、そういった痛みや苦しみや不安といったものを悩んでいるうちは回避することができます。

以上のような理屈を踏まえて、「今のままの生活を続けることのメリットを確保するために、離婚したい!!』と悩んでいるのであって、本当に離婚したいわけではないのだ!」と指摘するのがアドラー心理学の立場なのです。

ひらたくいえば「本当に離婚したければあなたは離婚している。なぜ?離婚しないのかといえば、離婚した結果得られるメリットとデメリットを比較した結果、デメリットのほうが大きいと思っているから離婚しないのだ。」ということです。

もしあなたが「自分は離婚したいと思っていたが、無条件に離婚したいというわけではなく、『幸せになれるなら』離婚したいと思っていたのだ。」ということに気づくことができれば、本当の悩みは「離婚したいができない」というようなことではなく、「離婚した後に幸せになる勇気がない」ということであることに気づけるのではないでしょうか。

以上のような考え方は、あなたにとっては突拍子もない考え方に聞こえるかもしれませんが、わたしはそれを裏付ける主張をたくさんの離婚で悩む人たちから聞いてきました。

ある女性は「有利に離婚できるなら離婚したい」とわたしに教えれくれましたが、裏を返せば「有利に離婚できないなら離婚しない」ということです。この女性の場合、離婚した後に幸せになれる自信がないのであり、離婚したら自分に降りかかってくるあらゆる責任を受け入れる心の準備ができていないのです。

別の男性は「お金があれば離婚したい」とわたしに教えてくれましたが、裏を返せば、「お金のことが解決できなれば離婚しない」ということです。この男性の場合、離婚のためにお金のことをなんとかする自信がないのであり、離婚後にお金についての責任を受け入れる心の準備ができていないのです。

以上、アドラー心理学における『問題は過去にあると考えるのではなく未来にある』という発想についての具体例と、それを離婚問題に当てはめるとどのような意味になるか?ということについて詳しく説明しました。

結局のところ、「離婚すれば幸せになれると確信できれば離婚する」のです。別の言葉で表現するならば、「離婚した後に幸せなるあらゆる努力をする覚悟がある」ならば離婚するのです。あなたはどうでしょうか?

まとめ

これまで説明したきたことを1枚の図にまとめると、以下のようになります。

【離婚準備の必須知識】

上図のイメージが、「自分の人生にとって具体的にどのようなことを意味するのか??」ということを考えることが「本当の離婚準備」である。

この図について本レポートの内容を振り返りながら説明しておきましょう。

まず重要なのは『ヒット量産型』の人生を歩むためには、「これからどうすればいいかわからない」という頭がグチャグチャな状態から抜け出す必要がある。。ということでした。

そしてあなたを「頭がグチャグチャな状態」から解放してくれるのが『ゴール』でした。ゴールとはひらたくいえば「あなたの理想の将来」のことです。ゴールが決まれば、あなたにとって重要なことと、重要でないことが自然と決まるので、頭をスッキリ整理することができます。

もちろんゴールはあなたにとって魅力的なものである必要がありますが、ゴールそのものよりも重要なのはゴールを達成する過程において「生きがい(IKIGAI)」を感じることができるか?という点です。

「生きがい(IKIGAI)」なんてものが必要になる理由は、アドラー心理学について学んだあなたならもうわかるはずです。ズバリその理由は「何かを決断する上で、大事なことは過去よりも未来だから」です。

未来が自分にとって善(よ)きものであるという確信を与えてくれるものが「生きがい(IKIGAI)」なのであり、それがないかぎり過去ばかりを振り返ってしまうのが人間という生き物の特性なのです。(毎日本当に充実していれば、過去を振り返って後悔したり、未来に過剰な不安を感じることなんてないんですよ。)

ではなぜ?過去を振り返ってはいけないのでしょうか?ズバリ答えは・・・・過去を思い出して「問題の原因」を発見したところで、過去にタイムトラベルできるわけではないからです。むしろ過去を思い出して結果発見した「問題の原因」が絶望を深める原因になってしまうこともあるのです。

しかし賢明な人はそのようなことに薄々気づいています。ですから「過去」ではなく「未来」に目を向けるのですが、未来に目を向けたからといってバラ色の未来が保証されるわけではありません。

ですから賢明な人であっても結局は、それっぽい理由をつけて悩み続けることを正当化してしまう。。。。ということも珍しくないのです。

さて、ようやく本レポートでもっとも伝えたかったことをあなたに伝える準備が整いました。あなたに伝えたかったこととはズバリ、、、、、、離婚問題について考えるということは、実のところ「あなたの人生」について考えることに他ならないということです。

人生はよく旅に例えて表現されますが、人生を旅に例えるならば、ゴールは『目的地』のようなものです。目的地が決まれば、『手段』が決まります。手段が決まれば、あとは実行するだけです。

離婚問題に則していうならば、人生の方向性(目的地)が決まれば、手段(離婚するべきか離婚しないべきか)が決まります。あなたが決断することさえできれば、あとはどれほど困難な壁にぶち当たろうと「解決策はきっとある」と信じて、やるべきことを毎日とやるだけです。

伝えたかったことはシンプルです。しかしくれぐれもご注意ください。目的地は自分で決めてください。他人の意見(離婚するべき or 離婚するべきじゃない)は、あくまでも他人の意見であり、他人から意見をもらうことは悪いことではありませんが、最後はあなたが決断を下してください。

本レポートは離婚問題の枠に囚われることなく、あなたの人生を後押しするヒントにあふれています。しかしレポートを読んだからといって、すべてが解決するわけではないこともわかっています。

しかしだからこそ、あなたが離婚準備をする意味があるのです。あなたが離婚準備でやるべきことは、まずはゴールを設定することです。次にゴールを達成するための知識をインプットすることです。そしてあなたの頭のなかで「これならいイケる」という確信をもてたなら、離婚準備は完了です。あとはやるだけです。

「あとはやるだけ」という境地に辿り着くために・・・・・・・以下の図をみながら、「自分のゴールはなにか?」、「自分はどのような生活を達成したいのだろうか?」、「自分にとっての生きがいはなにか?」、「わたしが朝起きる最大の理由はなにか?」、「何を楽しみにしながらベットに入るのか?」、「わたしは誰からありがとう!と感謝されたいのだろうか?」ということを考え続けることをおススメします。

その結果、「自分が本当な何を求めているのか?」ということがわかれば、あなたの人生から「重要でない悩み」は一掃されるに違いありません。あなたが「幸せな人」でもなく「成功者」でもなく、『幸せな成功者』になることを祈っています。

【離婚準備の必須知識】(再掲)

ワンポイントアドバイス

さて、このあたりでレポートを終わりにする予定でしたが、このレポートで伝えたかったことをあなたに本当に理解してもらうために、もう少し話を続けたいと思います。

これまで「幸せな成功者になるためには?」という観点から離婚問題について語ってきたわけですが、逆に「不幸な負け組にならないためには?」という観点からこれまで解説してきたことを振り返っておきたいと思います。

「幸せな成功者になるためには?」と「不幸な負け組にならないためには?」はどちらも伝えたいことは一緒なのですが、別の角度から解説するだけで理解度が高まることは、わたしの過去のコーチングですでに実証されていることですので、このレポートでもその手法を取り入れたいと思います。早速、解説をはじめたいと思います。

本レポートでは「幸せな成功者になるためには?」という観点から「ゴールを設定し、生きがいを噛みしめながら生きよ!」というアドバイスをしました。(注:本レポートで何度も登場しているあの図のイメージです!!)

今度は「不幸な負け組にならないためには?」という観点から「エベレスト登頂を夢見る登山家にはなるな」というアドバイスをお届けしたいと思います。

突然ですが質問です。あなたはエベレストに登頂したいでしょうか?

おそらくあなたの答えは「ノー」でしょう。エベレストに登頂する理由もないし、これまでの人生でそんなことを考えたことすらなかったでしょう。

しかし人生には大きな山がある日突然、目の前に姿をあらわすということがよく起こるのです。しかもタチの悪いことに「エベレスト登頂」は諦めることができても、「お金」、「ダイエット」、「自由」、「愛」、「心の平穏」というものは、なかなか諦めることができないのです。

わたしはこれまでたくさんの「お金を手に入れた人」、「痩せた人」、「心の平穏」を手に入れた人たちを観察してきましたが、逆にそれらを手に入れることを望みながらも手に入れられなかった人たちもたくさん見てきました。

目的を達成する人と、達成できない人には、どのような違いがあるのでしょうか?

ズバリ答えは・・・・「目的を達成するためのコストを支払う人は成功し、コストを支払わない人は失敗する」です。

例えば、あなたは驚くかもしれませんがお金持ちになることはとても簡単なことなんです。しかしほとんどの人がお金持ちになれません。なぜでしょうか?

それは「エベレストに登るのは簡単!!」というようなアドバイスを鵜呑みにするからです。エベレストに登るにはそれなりのコストがかかります。裏を返せば、コストを支払えばエベレストに登頂するのは現実的な話になります。(ここでいうコストとは、お金だけでなく、時間や体力などあらゆるものを含みます。)

しかしほとんどの人はコストを支払いたくないので、「エベレストに登るのは簡単!!」という話を信じてしまうのです。その結果、目的が達成できないばかりか、無駄なコストばかりを消費することになってしまうのです。

世の中には「お金を稼げそうな方法」、「痩せることができそうな方法」、「夫婦関係を修復できそうな方法」などあらゆるものが売られています。

しかしここで本当に重要になるポイントは・・・・それらは「お金を稼げる方法」でもなければ「痩せる方法」でもなければ「夫婦関係を修復する方法」でもないということです。

本当のお金がほしい人間は「お金を稼げそうな方法」ではなく「お金を稼げる方法」を選びますし、それはダイエットにしても夫婦関係にしても離婚問題にしてもそうだ・・・ということを伝えたいのです。

つまりあなたが目的を達成したいならいつも必ず自分自身に「目的を達成するためのコストを支払う必要があるか?」という質問をして、「YES(はい)」と答える必要があるのです。

しかし「YES(はい)」と即答することは誰にとっても難しいことです。だからこそ冷静にコストを見積もるプロセスが重要になってくるのです。

つまり離婚問題に当てはめれば、離婚して自分の望む人生を手に入れるコストを見積もることこそが「離婚準備」であなたがやるべきことなのです。

ここで重要なポイントは、現時点での「答えを出す」ということです。「YES(はい)」でもあり「NO(いいえ)」でもあるようなあいまいな状態を放置してはいけません。

もしあいまいないあ状況を放置すれば、結果的に「お金が欲しい人」、「痩せたい人」、「離婚したい人」からいつまでたっても抜け出せず、漠然としたストレスにさらされ続けてメンタルをすり減らすことになるからです。

ですからもしあなたの答えが「NO(いいえ)」なのであれば、その「目的」は本当の目的ではなかったことが判明しただけでもよしとして忘れてしまいましょう。忘れてあなたがやるべきことは、コストを支払っても達成したい「本当の目的」を探すことです。

そしてさらにアドバイスするならば、、、、、(出血大サービス!!)、、、、、、ほとんどの人は決断に時間をかけすぎています。死ぬ前になって「やっておけばよかった」リストをつくる人もいますが、死ぬ前に気づいても遅いのです。結局のところ、コストを支払わなかったツケは自分が支払うハメになりますので、くれぐれも注意する必要があります。

幸せな成功者は「目的を達成するためにコスト」を支払います。その一方で不幸な負け組は「目的を達成するためのコストを見積もる」ことだけに労力を使いすぎてしまっているのです。いわばマラソンを走る前から疲れてしまっているような状況です。しかしそれでは幸せな成功者になることはできないのです。

不幸な負け組が、あーでもないこーでもないと右往左往しているうちに、幸せな成功者は負担するべきコストを負担し、目的の達成に着実に近づいています。そして不幸な負け組が気づいた時には、幸せな成功者は手の届かないほど遠くで生きがいのある充実した人生を謳歌しているのです。

あなたがやるべきことはシンプルです。

想像するだけでワクワクするゴール(離婚後の生活)を設定しましょう。目的を達成するためのコストを見積もりましょう(離婚準備)。コストを引き受けるか決断しましょう。決断したら前に進みましょう。そしてそのようなプロセスを死ぬまで一生続けましょう。

もし今から申し上げることは本当にスゴイことなのですが・・・・・あなたが決断を下して目的の達成のために時間を使うなら・・・・・その瞬間からあなたは幸せを実感できるはずです。

なぜならば「目的を達成するためなら、どんなコストも負担する」ことを覚悟した瞬間に、将来お金持ちになることも、将来痩せることも、将来離婚することも、覚悟を決めた人の心の中では「いずれやってくる未来」になるからです。

最後に

本レポートはいかがだったでしょうか?もしかすると期待していた内容ではなかったかもしれませんが、わたしは小手先の「●●したら離婚できる」とか「●●したら離婚を回避できる」などといったいわゆる「●●したら問題のすべてはあなたの目の前からなくなって幸せになれる」という嘘をつきたくなかったのです。

本レポートを読んだあなたなら離婚問題に関係のありそうな「慰謝料」、「婚姻費用」、「財産分与」、「養育費」、「面会交流権」などに関する情報よりも、「あなたのゴール」のほうがよほど重要であることに気づいてくれたはずです。

もしあなたがゴール(あなたが目指すべき状態)を決めることができたなら・・・・「どうしたらいいですか?」と質問せずとも、「本当に重要なこと」や「やるべきこと」は自分で判断がつくはずです。

実際、過去にわたしのメルマガを読んでくれたある女性は、「ゴールを意識した瞬間に、憎んでいたはずの旦那への興味が薄れて離婚についても白紙にすることにしました。」といっていたし、逆に「ゴールを意識したら、できるだけ早く離婚を成立させるべきだと考えを改めました。」という人もいましたが、いずれにせよグチャグチャな頭を整理することに成功したようです。

繰り返しになりますが、ゴールを強く意識すれば、離婚するべきか?離婚するべきでないか?という悩みへの答えは自然と出るし、そうする上で次にやるべきことも見えてくるはずです。

もし自分がどうすればいいのかわからないのであれば、別の言葉でいうなら、、、、自分のゴールを決められなかったり、将来のビジョンをもてないのであれば、、、、、、その原因は、「答えを出さない状態にメリットがある」のでしょう。

自分がどうすればいいかわからないと悩んでいれば、「離婚する」という選択肢も「離婚しない」という選択肢のどちらも捨てなくて済みますし、今のところは決断を先送りするほうがあなたにとって都合がいいのです。

どのようなゴール(道)を選ぶかはあなた次第ですし、決断を『今』下すかそれとも決断を『先送り』にするかもあなたの問題ですが、いずれにせよ、あなたが<生きがい>のあふれる日々を過ごすことを願っています。

そうすれば「本当に辛い出来事」に直面することがあっても、乗り越えていけるはずです。他人に励まされなくても、かつての小野次郎のように自分で自分を励ましながら前進し続けられるはずです。

最後に本レポートで伝えてきたアドバイスを短く伝えたいと思います。

ゴール(目的)を設定しましょう。コストを見積もりましょう。覚悟を決めましょう。生きがい(IKIGAI)を感じながらコストを支払いましょう。そして一歩一歩ゴールに近づきましょう。毎日笑顔を忘れずに。それではまたメルマガでお会いしましょう。

【完】

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