離婚の「財産分与」~ 一覧化する時の注意点

離婚 財産 一覧化

離婚時の財産分与について考える際に、真っ先にやるべきことは「財産の一覧化」です。

とはいえ何から手を付けていいかわからない方もいるでしょうから、主な財産を一覧化する際に注意すべき点について解説します。

不動産

まずは不動産登記事項証明書を入手しましょう。不動産登記事項証明書により、誰の名義になっているかわかりますし、不動産業者に査定をとってもらう際にあると便利です。

不動産登記事項証明書は、登記所又は法務局証明サービスセンターの窓口での交付請求できますが、オンラインで手続きして郵送してもらうことも可能です。詳しくは法務局のホームページを参考にしてください。

参考 登記事項証明書等の請求にはオンラインでの手続が便利です法務局

不動産登記事項証明書により名義を確認したら、次は不動産の資産価格を調べましょう。不動産にはさまざまな評価額がありますが、実勢価格(売却した時の価格)を資産額にするのが一般的ですので、できれば不動産業者数社に、不動産の査定をしてもらうとよいでしょう。

不動産査定について詳しくは以下の記事を参考にして下さい。

財産分与 不動産財産分与の不動産価格を無料で効率良く調べる方法

不動産があって、住宅ローンがない場合には、不動産査定額が予想資産額になりますが、住宅ローンがある場合には「不動産査定額 - 残ローン額 ≒ 資産額」になります。

残ローン額を調べるために、償還表等、住宅ローンの残額がわかる書類を確認しましょう。住宅ローンの残額がいくらかよくわからない場合には、住宅ローンを借りている金融機関に問い合わせてみましょう。

預金

預金通帳のコピーをとっておきましょう。コピーをとる際は、最終記帳ページだけではなく、表紙やその裏も含めて、全部写しをとる必要があります。

なお総合口座通帳の売、定期預金がある可能性もありますので、その欄も確認してください。取引履歴から積み立てがあることや生命保険をかけていることがわかるかもしれません。

保険

保険証券のコピーをとっておきましょう。保険証券に、「契約日から〇年後は〇〇円」などと解約返戻金の見込み額が記載されている場合もありますが、わからなければ保険会社に直接問い合わせてみましょう。

有価証券

株券やゴルフ会員権といった有価証券がある場合には、証券のコピーをとっておきましょう。

退職金・社内積立金

源泉徴収票や、給与明細のコピーをとっておきましょう。給与明細書から、社内積立金があることがわかる場合もありますので、念入りにチェックしておきましょう。

自動車

自動車がある場合には、車検証のコピーをとっておきましょう。また自動車買取専門店に、自動車の査定書をだしてもらいましょう。

借金

財産分与には、プラスの財産だけでなく、マイナスの財産(つまり借金)も考慮されます。配偶者に借金がある場合もあるので、配偶者宛の請求書をチェックしておきましょう。

最後に

離婚を切り出すと相手が財産関連の書類を隠してしまう可能性もあるので、その前に調査し、関係書類のコピーをとっておくようにしましょう。