離婚すれば幸せになれるのか?ということで悩む人は珍しくありませんし、ほとんどの人は何から考えていいかわからず右往左往して時間を浪費します。
しかし悩んでばかりでは問題は解決しませんし、時間は待ってくれないのです。そこで今回は「離婚すれば幸せになれるのか?」という難問に答えを出すための3ステップを紹介したいと思います。
STEP1)幸せを定義する
日本人は空気に支配された国民です。ですから他人の行動を観察しながら「幸せそうな行動」を「自分にとっての幸せ」と錯覚することが多いです。「自分の幸せ」とはなにか?ということについて真正面から考える人はほとんどいないと断言してもいいでしょう。
あなたにとっての幸せとはなんでしょうか?
そんなことよくわからないよ・・・・と思ったのであれば、いいチャンスです。是非この機会にあなたにとって幸せな生活がどのようなものかリアルにイメージすることをおススメします。
朝起きてから何をしますか?午前中は何をして午後からは何をしますか?その時、誰と一緒に過ごしますか?何時に就寝しますか??・・・etc
幸せな生活をイメージできなければ、仮に離婚が成立したところで、解放感に浸れるのはほんの一時のことで、離婚後には別の問題(お金・仕事・住居・子育て)の問題に頭を悩ませ「こんなはずじゃかった」と後悔する可能性が高いです。
ですから是非とも離婚後の幸せな生活をリアルにイメージできるようになってほしいのです。
STEP2)コストを見積もる
幸せな生活を手に入れるためにはコストが必要です。コストとはお金・時間・労力など、あなたが負担するあらゆるものを含みます。今のあなたが理想にたどり着くためには、どれくらいのコストを支払う必要があるでしょうか?
離婚すれば財産分与や慰謝料や養育費などのお金のやり取りが発生するでしょうが、それらについて白黒ハッキリさせればそれだけで幸せな生活が送れるという人はほとんどいないでしょう。ですから離婚後に想定される困難に対処するためのコストを見積もっておくことはとても重要になります。
もちろん離婚したこともないのにコストを見積もるのは難しいでしょうから、離婚に関する書籍や離婚経験者のブログに目を通すなどして情報を収集するのは当然のこととして、必要に応じて弁護士や離婚カウンセラーに相談することも検討しましょう。
STEP3)決断する
STEP3では「離婚すれば幸せになれるのか?」という曖昧な問いについて考えるのはやめて、より具体的な「コストを支払ってでも離婚したいか?」という問いについて考えてみましょう。
もしあなたの答えが「ノー」なのであれば、あなたは離婚をするべきではありませんし、離婚が成立したとしても「こんなはずじゃかった」と思う可能性が高いので、離婚するのはおススメできません。
離婚が肯定される最低条件は、「目的を達成するために離婚するのが望ましい」という状況にありなおかつ、「目的を達成するためのコストを支払う覚悟がある」場合に限るのです。
最後に
「離婚したい」といいながら離婚に向けて具体的な行動をしない人は、無意識に「離婚しないほうがいい」ことを知っているのです。なぜならば「離婚したい」人は、そう願う一方で離婚するために必要となるコストを支払いたくないと願っているからです。
この状況は例えるなら「お金は払いたくないけど、誰かがご馳走してくれるならお寿司は食べたい」と願っているような状況です。あなたは無意識に「有利な条件であれば」、「手軽に離婚できるのであれば」という条件付きで「離婚したい!!」と願っていないでしょうか?
もしあなたが本記事で紹介した手順(1.幸せを定義する、2.コストを見積もる、3.決断する)に興味があれば、以下の記事も参考にしてください。
