離婚を考える瞬間にやってはいけないこと・やるべきこととは?

離婚 を 考える

離婚を考えたことがある経験をもつ方は男女問わず多いと思います。「なんで結婚してしまったんだろう!?」と悩む人も少なくありません。

一昔前は、結婚生活が多少辛くても離婚を思いとどまる人が多かったです。しかし皆さんご存知のように、現代では離婚することは何ら珍しくありません。

そこで本記事では「離婚を考えたらやってはいけないこと」を解説します。逆に「離婚を決意したらやるべきこと」についても解説します。

本記事を一通り読むことで、離婚に対する基本的な考え方を身に付けることができます。

離婚を考えたらやってはいけないこと(1)

離婚を考えたらやってはいけないことを順に解説していきます。

離婚を考えたらやってはいけないこと
  1. 一人で思いつめる
  2. 離婚後の生活設計をしない
  3. 安易に離婚を切り出す
  4. 夫婦円満の努力をしない
  5. 夫婦だけの密室で離婚を切り出す

一人で思いつめる(1-1)

離婚するかしないかは、最終的には自分自身で決意しなければいけない問題です。しかし「誰かに相談してはいけない」というわけではありません。

離婚問題を相談するのは億劫かもしれません。しかし一人で悩んで解決しなそうであれば相談してみることをおすすめします。「離婚」の2文字を使うのが怖いのであれば、愚痴を聞いてもらう感覚で相談してみましょう。

ある日突然「親権に離婚しようか悩んでいるんだよね」と伝えても相談相手だってびっくりしてしまいます。ですから「夫(妻)の態度に我慢できない時どうしてる?」とソフトに質問すると良いです。なお相談相手には様々なタイプの人がいます。

  • 親族
  • 友人(離婚歴なし)
  • 友人(離婚歴アリ)
  • 弁護士
  • 各自治体の相談所
  • 離婚カウンセラー

離婚について第三者に相談するときに注意すべきなのは、誰か一人の意見に流されないことです。

例えば離婚歴がある友人に相談すれば、必要以上に離婚に前向きな意見をもらうかもしれません。その一方で結婚生活が充実している人に相談すれば、離婚を止めるよう説得されるかもしれません。離婚を我慢してあなたを育てた両親に相談すれば、離婚はもってのほかと怒られるかもしれません。

以上のように、相談する人が送ってきた人生によってアドバイスは変わります。そして厄介ないことに多くの相談相手は皆真剣にあなたのことを心配しています。そのためどの意見も信用に値すると信じてしまうリスクがあるのです。

そこであなたが離婚相談するときに注意すべきことは、3つあります。

離婚相談時に注意すべきこと
  1. なるべく多くの人の意見を聞く
  2. なぜその意見になったのか考える
  3. 自分の気持ちを大事にする

ここで補足しておきたいのは、「自分の気持ちを大事にする」ということです。是非とも実際に誰かに相談にのってもらってください。そして相談相手の意見について率直にどう考えるのか感じとってください。

例えば相談相手が「離婚なんてバカのすること」と極端な意見を述べたとします。そこであなたは相談相手の意見に反発するでしょうか?受け入れるでしょうか?

実は相談することはあなたの悩みを吐き出すことだけが目的ではありません。相談相手の意見をどう感じるかで、自分自身でも気づけない本当の気持ちを知るキッカケにもなるのです。

離婚後の生活設計をしない(1-2)

離婚したらよいか迷う最大の理由は、将来どうなるかわからないからです。しかしどれだけ頭を使っても「現状維持」、「離婚」のどちらが幸せに近づくかわかるわけがありません。

答え合わせができないことに頭を使うことを、「悩む」といいます。どんなに悩むことにエネルギーを使っても、良いことは一つもありません。

そこで「悩む」ことから卒業し「考える」ことに時間を使うことをおすすめします。具体的に何を考えれば良いのかというと、第一には離婚後の生活設計を考えると良いでしょう。

離婚して後悔する最大の理由は、男女ともに経済的な理由だと言われています。家族でひとつ屋根の下で暮らす方が、省エネですしお金がかかりません。しかし離婚すればそうはいきません。

裕福な資産家の跡取りでもない限り、経済的に独立する必要があります。そして夫婦の共有財産は、財産分与として原則半分に分割しなければいけません。

離婚後の生活費を試算する際には以下の記事を参照してください。単身世帯の平均消費支出や、子どもの学費、養育費がいくら必要か解説しています。

またマイホームなどを財産分与する可能性が高ければ、以下の記事を参照してください。

安易に離婚を切り出す(1-3)

安易に離婚を切り出すのは控えましょう。ことあるごとに「離婚」の2文字を切り出すのは、望ましくありません。

なぜならば本当に離婚したいときに「離婚」の重みがなくなるからです。また一般的には、離婚を切り出す側が不利になることが多いです。なぜならば離婚を望めばそれと引き換えに離婚条件で譲歩を求められるからです。

「離婚したいなら○○は譲歩してください!」と配偶者から圧力をかけられるでしょう。○○には、「慰謝料」、「財産分与」、「親権」、「面会交流権」などが当てはまります。

つまり離婚を切り出す時までに、離婚準備は万全に整えておくべきなのです。離婚を切り出す側が、唯一配偶者よりも有利な点は「考える時間がたっぷりあること」だということは忘れてはいけません。

夫婦円満の努力をしない(1-4)

夫婦円満の努力をするよりも、離婚をする方が簡単なこともあります。とくに婚姻期間が短く「人生をやり直せる」と考えるうちは、離婚に傾きやすいです。

しかし安易に離婚を選ぶことが、必ずしも幸せに結びつくわけではありません。仮に離婚して再婚しても、初婚時と同様の不満をもつことは多々あると思います。

育ちも性格も違う人間が仲良く暮らせることのほうが、奇跡なのかもしれません。そこであなたが考えるべきことは、あなたがどこまで努力できるかということです。

多くの人は、どうにかして配偶者の価値観を変えたいと願うのですが大抵はうまくいきません。自分の価値観を変えることのほうが、相手の価値観を変えることよりもずっと確実で簡単です。そしてもしも相手の価値観を変えたければ、自分の態度から変えないと相手も変わりません。

夫婦の問題は、口に出さなければお互いが分かり合えないことがほとんどです。問題が山積みになり複雑化する前に、夫婦で腹を割って話し合い、自分に何ができるか考えましょう。あなたがこれ以上努力しても幸せになれないと思ってから離婚を考えても遅くはないと思います。

夫婦二人だけの密室で離婚を切り出す(1-5)

離婚は、夫婦のプライベートな問題です。そのため自宅で夫婦二人のときに、配偶者に伝えようと思うかもしれません。

しかし自宅で配偶者と1対1の対面で離婚を切り出すのはトラブルの元になります。代表的なトラブルを以下に挙げていきます。

代表的なトラブル
  • 離婚話をなかなか切り出せない
  • 感情的になり話がこじれやすい
  • いつまでも離婚話が終わらない

そのためカフェなど他人の目がある場所で、第三者の立会の元、離婚を切り出すことをお勧めします。

さて、これまで離婚を考えたらやってはいけないことをお伝えしてきました。ここからは逆に、「離婚を決意したらやるべきこと」をお伝えしてきたいと思います。

離婚を決意したらやるべきこと(2)

離婚を決意したらやるべきことを一言でいえば「離婚準備」です。しかし離婚準備をいい加減にしても離婚できるのが現実です。そのため離婚準備をおざなりにする人も沢山います。

子供がいなければ、夫婦が離婚に合意して離婚届けを提出すれば離婚は成立します。仮に子供がいれば、「親権」をどちらにするか決めれば離婚を成立させることは可能です。

しかし親権以外にも離婚前に決めておくべきことは沢山あります。

離婚前に調査しておこう!
  • 婚姻費用(別居中の生活費)
  • 慰謝料
  • 財産分与
  • マイホームの権利移転
  • 面会交流権
  • 養育費 etc

上記に箇条書きにした問題は、離婚後に後回しにしても構いません。しかし離婚後に後回しにすれば、夫婦で合意できる可能性は低くなることを覚悟してください。そもそも、なぜ合意できないのでしょうか?

それは責任を果たさなくてはいけない側の立場からすると不利な契約だからです。離婚する前は、夫婦で「離婚する」という共通の目的がありました。その一方で、離婚後は共通の目的を共有することが難しいのが実情です。

「養育費は払いたくない(払えない)」という父親も日本には沢山います。事実、国が公表しているシングルマザーの養育費受給率は2割を割り込んでいます。(下図①)

また離婚時に養育費の取り決めをしても、約半数が養育費を不払いしています。(下図②)

養育費 受給率

ここでは養育費について触れました。しかし離婚後に発生するトラブルは、養育費の不払いだけではありません。

離婚時には、さきほど箇条書きで列挙した各テーマについて深く知っておかねばなりません。離婚準備で考えておくべきことが沢山あることに驚くかもしれませんが、離婚準備はやったらやっただけ、あなたの離婚後の生活を豊かにしてくれます。

まとめ

離婚を考えた瞬間に何をすべきで、何をすべきでないかお伝えしてきました。離婚をするにせよ、しないにせよ、幸せを掴むためには主体的な努力が欠かせません。

あなたが努力をする上で、本記事はお役に立つことを祈っています。