はじめまして。坂本輝(さかもと あきら)といいます。
あなたが訪問した「離婚準備なう。」は累計241万人(2020年12月31日時点)が訪問しており、本レポートはブログ経由でメルマガに登録した5,000人を超える読者の方にお願いしたアンケート結果をもとに、「離婚準備の必須知識」としてあなたにお伝えしたいことをまとめたものです。
本レポートは、「離婚したい」という欲求を抱えて現在進行形で悩んでいる方のために執筆しました。「今すぐ離婚したい」、「将来離婚したい」、「離婚するべきか?」等、いろんな悩みがあるでしょうが、それらの悩みを抱えている方々にとって価値のある知識をギュッとつめこみました。
なお本レポートであなたが出会う知識は、あなたが今想像している以上のものであり、いわゆる「離婚本」では紹介されることの『ない』ものです。だからこそ本レポートは、あなたが真剣に読む価値があると自信をもって断言できます。今回をレポートを含めると全7回の講義になりますが、是非とも最後までお付き合いください。
ミリオンセラーになった「嫌われる勇気」という本で、アドラー心理学を日本に広めた岸見一郎先生(哲学者)は、こんなことをいっています。「●●したいという人は、本当は●●したくない人である」と。
「●●」の中に、「離婚」の2文字を代入すると「離婚したいという人は、本当は離婚したくない人である」という文章が成立するのですが、あなたは率直にどう感じたでしょうか?
離婚について真剣に考えている人ほど、「そんなはずはない。わたしは本当に離婚したいのです!!!」と反発するでしょうが、岸見一郎先生の真意を理解することが、「離婚準備の本質」を理解する鍵になりますので、わかりやすく解説したいと思います。
「●●したい」というような願望は誰しもがもっています。例えば「お金持ちになりたい」、「シャイな自分を卒業したい」、「痩せたい」、「志望校に合格したい」、「出世したい」など、いろんな人が「●●したい」と思っています。
しかし不思議なことに、それらの願望が現実になるとは限りません。例えば「お金持ちになりたい」と思っているのにお金を稼ぐための努力をしない人はたくさんいるし、「痩せたい」と思っているのに食事制限や運動をしない人もたくさんいます。
「●●したい」という願望をもっているのに、そのためにやるべきことをやらないのは、一体、なぜなのでしょうか?答えは簡単です。ズバリ、「●●したい」という願望をもっているのにそれを実現させない人は「コスト(犠牲)を負担したくない」のです。ひらたくいえば「頑張りたくない」のです。
つまり岸見一郎先生がいいたいことは、「コストを負担してまで実現したいことが、本当に実現させたいこと」なのであって、「コストを負担したくないのであれば、それは本当はやらないほうがいいと内心では自分自身、気づいているはずのことである」ということです。
ですから現在あなたが「離婚したい」と願っていたとしても、少し時間が経過すれば今の気持ちを忘れてしまうのであれば・・・・・あなたにとっての「離婚」とは、少し時間が経過すれば忘れてしまう程度のものだということです。
現実問題、本当に離婚するとすれば乗り越えなければいけないたくさんのハードルがあなたを待ち受けています。例えば『お金』、『子育て』、「人間関係の変化』、『老後の生活』など、たくさんの困難に直面するでしょうし、それらはすべて離婚しなければ経験しなくてもいいはずのものです。
あなたはコスト(犠牲)を負担してまで離婚したいのでしょうか?
これまでわたしがメルマガで出会ってきた方々は、以下3つの質問に答えることで、「本当に自分は離婚するべきか?」という質問に答えようとします。
なぜ?3つの質問に答えることが重要だと考えるのでしょうか?その背景にはこんな発想があります↓↓↓
『離婚』に限らず何かに挑戦するにあたって、「-(犠牲)よりも+(成果)のほうが大きい」という前提を信じることができなければ行動できるわけがない考えるからです。
ですから【1.成果・+・メリット】や【2.犠牲・-・デメリット】についてあらかじめ検討することが必要だと考えるというわけです。
また「犠牲」や「成果」だとあなた自身が考えているものが、本当に「犠牲」や「成果」なのか?というところの判断を間違えると、最終的な判断を間違えてあとになってから「こんなはずではなかった」と後悔することにもなりかねません。
ですから【3.確信度・見積もりの精度】についても検討する必要があると考えます。つまり離婚することのメリットやデメリットで見逃しているものがないか?ということを詳しく知りたいと思うのです。
つまりこれまでの議論をまとめると、「メリットとデメリットを別々に考えて、それぞれを比較することで決断を下そう」というようなアプローチで離婚問題をとらえようとする人が多いのです。
しかし・・・・これがなかなか難しいのです。メリットとデメリットを比較することは極めて合理的ですし、それ以外の考え方をする余地はないように思われるにもかかわらず、実際にやってみるとたくさんの問題に直面して、より一層頭が混乱するハメになるのです。
なぜメリットとデメリットを比較するという考え方をすると、より一層頭が混乱するハメになるのでしょうか?
結論からいえば、「そもそも人間は合理的な存在ではない」し、「メリットとデメリットを比較するという発想自体が現代人的」であり、「メリットとデメリットを確定することはほぼ不可能」であり、「合理的なアプローチで合理的な決断が下せるとは限らない」からです。
残念ながらほとんどの日本人は、赤文字・太枠の部分を読んでもそれが意味することをあまりよく理解できないでしょう。なぜならばそれらは「直観に反する」し、これまでの人生で聞いたことも学んだこともないからです。
このような知識は「リベラルアーツ」といわれ、欧米では大学1、2年生のときに徹底して学ぶのですが、日本の大学ではリベラルアーツ教育が軽視され、残念ながらほとんど学習する機会がありません。
例えば日本でも2010年にハーバード大学教授の哲学者、マイケル・サンデルの「これからの正義の話をしよう」が話題となりベストセラーにもなりましたが、ほとんどの日本人は「なんとなく知ってはいるが、詳しくは知らない」という状態でしょう。
なぜ何に直接役立つかわからない学問を、欧米の大学(特に一流大学の)は、学生に学ばせるのでしょうか?
答えは簡単です。「人生を豊かにするため」であり「人生を楽にするため」です。残念ながら大学を卒業して就職すれば、それだけで幸せな人生が約束されるわけではありません。だからこそ一見すると何に役に立つかわからない知識を(一流大学であればあるほど)重視するのです。
リベラルアーツとは元来、人間を良い意味で束縛から解放するための知識や、生きるための力を身につけるための手法のことをいいます。
もちろんリベラルアーツで学習したことは「離婚したい問題」にも適用できます。例えば、経済学、現代思想、哲学、人類学、宗教学、認知科学などの知識を総動員すれば、例えば『占い』などに頼らずとも、あなたは自分の頭で考えて決断を下し、行動できるようになるでしょう。
あなたは「離婚したい問題」に適用できる「目から鱗が落ちるリベラルアーツの知識」に興味があるでしょうか?もし興味があるのであれば、明日からの講義を見逃さないでください。(続く)