離婚が頭によぎったとき、「離婚して幸せになれるのだろうか?」と不安になりませんか?
もし離婚して幸せになりたいなら、2つのことについて理解しなければいけません。
まず1つ目は「そもそも離婚問題とは何か?」(離婚問題の正体)。そして2つ目は「離婚して幸せになる条件」です。
さっそく、ぞれぞれについて順に解説していきたいと思います。
#1 離婚問題の正体
そもそも離婚問題とはなんでしょうか?
慰謝料を請求できるか?親権を勝ち取れるか?面会交流権はどうするか?財産分与は半分ずつにするのか?などの法律の問題が真っ先に思い浮かぶ人が多いと思いますがそれだけではありません。
例えば、「もっと夫婦で仲良くできれば離婚する必要もないのにな」と内心思っている人もいれば、「離婚したい気持ちをどうやって伝えればいいか」で悩んでいる人もいます。つまり離婚問題とは人間関係の問題でもあるわけです。
また「離婚してからどうやってお金を稼ごうか?」とか、「子どもに金銭的に不自由させないためにはどうするか?」というお金の問題でもあります。
さらに離婚してから「心機一転新しい気持ちで人生を再スタートさせたい!」という人にとっては、離婚問題は将来の問題でもあるわけです。
さらにさらに、離婚して幸せになりたいのであれば「自分にとっての幸せとはなにか?」という自分の心と向き合う必要だってあります。
つまり「離婚問題」という独立した問題が『あるわけではない』ということです。離婚問題とは、最初から法律の問題でもあるし、人間関係の問題でもあるし、お金の問題でもあるし、将来の問題でもあるのです。
勘のいい方ならお気づきかもしれませんが、離婚問題には人生の悩みが凝縮されているといっても過言ではないのです。
ですからもしあなたが「離婚問題と向き合うことは、すなわち自分の人生と向き合うことだ」と認識していれば、あなたは離婚を真剣に考えたがゆえに「離婚したいが離婚しない」という決断を下す可能性だってゼロではありません。
なぜならば、結婚が幸せになる「手段」であったように、離婚も幸せになる「手段」でしかないからです。
大事なことなので繰り返しますが、離婚をすること自体を目的にしてはいけません。離婚することを目的にすれば、離婚したがゆえにお金に困る生活を余儀なくされたり、どうしようもない孤独に苦しめられる可能性だってあります。
「離婚したがゆえに、しなくてもいい苦労をして後悔する。」という状況を避けるためには、離婚問題を機に「お金」、「将来」、「人間関係」と、徹底的に向き合うしかありません。
もちろん、「お金」の問題も、「将来」の問題も、「人間関係」の問題も、すべて一筋縄ではいかない問題ばかりです。ですからほとんどの人にとっては、「先送り」するのが一般的な対応になります。
臭いものには蓋をして「なかったこと」にすれば、とりあえず不安な気持ちを感じる必要はないでしょう。
しかし残念ながら「問題はいつもそこにある」のです。問題が見えていないのであれば、あなたがその問題から目を背けているだけなのです。
あなたには2つの選択肢があります。
1つ目の選択肢は、見たくないものを見ない態度を貫いた結果、死ぬ間際になって「わたしの人生、こんなはずじゃかった感」に苦しめられる可能性を薄々感じながらも、何事もなかったようにして生活を続ける。
2つ目の選択肢は、残された人生を最大限悔いのないものにするために、見たくないものを直視しながらも、「やるべきことはなんでもやる」と覚悟して日常を過ごす。
どちらの選択肢を採用しようが、「あなたの問題」ですから好きにしていいのです。しかしもしあなたに離婚問題と真正面から向き合う気持ちがあるなら、もう少しお付き合いください。
#2 幸せな離婚の条件
あなたは幸せな離婚を実現する『条件』について考えたことがあるでしょうか?
慰謝料や財産分与で得をすることでしょうか?それとも親権を手に入れることでしょうか?
もちろん慰謝料、財産分与、親権などは重要ですし、幸せな離婚を実現する上での「必要条件」ではあるでしょう。
しかしすべての離婚条件において「有利」になることが、幸せな離婚を実現する上での「十分条件」ではないのです。
では幸せな離婚を実現する十分条件とはなにか???
ズバリ答えは「●●●●」です。
この点を理解しないと、幸せな離婚など到底実現できませんから、詳しく解説していきたいと思います。