離婚準備なう。

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旦那に勝手に別居されました!どうすればいいでしょうか?

旦那に勝手に別居されました!どうすればいいでしょうか?

旦那さんに勝手に別居された場合の対処方法について解説します。

勝手に別居されたらどうする?

【目次】

  1. 勝手に別居を選んだ旦那
  2. 同居義務違反で戦えるか?
  3. 婚姻費用は支払っているか?
  4. 話し合いのテーブルにつかせる

勝手に別居を選んだ旦那(1)

「旦那が勝手に家をでた」という離婚相談は、結構あります。

勝手に別居する旦那さんの行動パターンは、ある程度決まっています。

まず、奥さんを罵倒したり暴言を吐き続けます。

正直、話を聞いているだけで気持ちが悪くなるぐらいのレベルです。

ある女性は、実家が貧乏であることを理由に「うち(旦那の実家)の養子になって、親を介護してくれ!貧乏な実家(妻の実家)よりはいい暮らしができるぞ!」なんていわれたそうです。相談者の女性は、「今までの人生で最大の侮辱でした」と語ってくれました。

その他、「お前はダサい」、「お前はブスだ」、「お前と一緒にいると気が滅入る」など言いたい放題です。

また、周囲にあることないこと吹き込むこともあります。徹底的なネガティブキャンペーンで妻を追い込むのです。

しかし、暴言を吐かれた時ほど冷静にならなければいけません。なぜならば、暴言を吐いて奥さんに嫌われることこそが、旦那さんの作戦だからです。

離婚したい側からすると、協議離婚(お互いが同意した上での離婚)が一番楽で手っ取り早く離婚を成立させる方法です。ですから、暴言を吐いて奥さんを侮辱してでも、「旦那とこれ以上一緒にはいられない」と奥さんに思わせることが、一番安上がりに離婚する方法なのです。

だからこそ、旦那さんは最上級の侮辱やイヤミを奥さんにぶつけてくるのです。

「卑怯な旦那だ!」という意見が、世間一般の声でしょう。しかし裏を返せば、卑怯な手を使わなければいけないほど、婚姻契約の法的拘束力は絶大だということです。

では、旦那さんに勝手に別居された挙句、侮辱の言葉を投げかけられている女性はどうすればいいでしょうか?

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同居義務違反で戦えるか?(2)

夫婦である以上、同居することが義務付けられています。

もちろん、旦那さんの仕事の都合で単身赴任を選んだり、お互いの同意の上で別居を選んだのであれば、別居しても問題はありません。また、相手からDV被害に遭っている場合なども、同居義務違反とはなりません。

しかし、旦那さんが勝手に別居したとなれば話は別です。旦那さんは「同居義務違反」と認定されるでしょう。

しかし、同居義務違反と認定されても、強制的に旦那さんを自宅に連れ戻すことはできません。なぜならば、日本国憲法で居住移転の自由が認めらているからです。刑罰などの理由がない限り、国家が個人を拘束することはないのです。

すなわち、同居義務違反で戦うことに実質的な意味はないのです。

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婚姻費用は支払っているか?(3)

次に、婚姻費用(こんいんひよう)について考えます。

婚姻費用とは、別居中に支払う生活費のことです。

たとえ別居していても、夫婦である以上は扶養義務があり、お互いの生活を保証する義務があります。

もし、稼ぎ頭の夫が勝手に別居した上に、生活費も負担しないのであれば、奥さんと子供は路頭に迷ってしまいます。

ですから、家庭裁判所で婚姻費用の支払いについて申し立てれば、旦那さんに対して婚姻費用支払いの審判はすぐに下されます。

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話し合いのテーブルにつかせる(4)

婚姻費用には、妻と子供の養育費を含みます。

一方で、住宅ローンなどの借金の返済は、婚姻費用の金額を決める上で考慮されません。

ですから、婚姻費用の支払いはよほどの年収がない限り重い負担になります。

下手をすると、「貯金を切り崩さないと生活が成り立たない」という状態に陥ります。

ですから、基本的に婚姻費用の支払いからは逃げたいというのが人情でしょう。

しかし、妻と子供の生活がかかっている婚姻費用の支払いから逃げるのは非常に難しいのが実情です。すでに説明したとおり、家庭裁判所も婚姻費用の支払いはアッサリ認める傾向があります。

また、仮に婚姻費用の支払いを無視すれば、勤め先に裁判所から連絡がいき、給料が差し止められることになります。

さらに、婚姻費用を支払わない場合「悪意の遺棄」と認定される可能性が高いです。悪意の遺棄(あくいのいき)とは、ひらたくいえば、「奥さんと子供を放っておくこと」です。

そして悪意の遺棄と認定されることは、「有責配偶者」と認定されることを意味します。有責配偶者(ゆうせきはいぐうしゃ)とは、ひらくたいえば「夫婦の義務に違反した人」のことです。

例えば、浮気をすれば不貞義務に違反したとして有責配偶者として認定されますし、奥さんと子供にお金を支払わず別居を続ければ扶養義務に違反したとして有責配偶者として認定されます。

実は、有責配偶者からの離婚請求は認められにくいのが日本の実情なのです。

つまり、旦那さんが婚姻費用を支払わずに別居を続けた場合、旦那さんが離婚したいと裁判所に訴えても認められない可能性が高いのです。

本当に旦那さんが離婚を望むのであれば、婚姻費用は絶対に支払わなくてはいけないものという位置づけになります。

たいした理由もなく別居を選んだ旦那さんは焦っているでしょう。婚姻費用の負担は重いし、妻に最大限の侮辱をしても離婚に応じる気配がないのですから。

奥さんが離婚をしたくないのであれば、「静観する」のが一番わかりやすい選択肢になります。

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まとめ

旦那さんから暴言を吐かれてどんなに苦しくても耐えるのです。しかし、旦那の暴言そのものが、早く離婚するための方便であり、レベルの低い嫌がらせだと思えば、気持ちも少しは楽になるのではないでしょうか?

もちろん、旦那さんからの暴言はすべて録音しておくか、直筆の日記で記録に残しておきましょう。いざという時のために、きっとあなたの身を守ってくれると思います。

ちなみに、記事の中で紹介した婚姻費用について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

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